中小企業の採用にもランチェスター戦略

中小企業の経営者の方も、新卒社員を採用したいと考えています。

ですが、ブランド力のある企業には敵わないのが現状です。

大手に対抗して、12月~3月に宣伝活動をしても見向きもしてもらえないですし、
告知するにしても、広告費に100万円も出せないところです。


ですが、中小企業だからといって新卒採用を諦める必要はありません。

中小企業は中小企業なりの、大手とは違う戦い方をすればいいわけです。


その方法とは、経営と同じくランチェスターの「一点集中」「差別化」
そして「接近戦」になります。


今回は、この中でも特に重要だと考える「一点集中」について取り上げます。

学生が中小企業に関心があるタイミングを狙い撃つ

まず一点集中とは、企業が学生にアプローチするタイミング(時期)になります。

このタイミングを一点集中(短い期間に狙い撃ち)することで、
費用や労力を抑えて、最大の効果を出すことが狙いになります。


下図は、Googleトレンドを使って、「大手就職」と「中小就職」の検索数
比較したものです。

Googleトレンド

Googleトレンド

見ていただくと分かるように、中小就職のキーワードが大手就職を
大きく上回っているタイミング(時期)が3箇所あると気づくはずです。

①3月下旬~4月下旬 ②6月上旬~7月中旬 ③8月上旬~

これは何を表しているかというと、学生が中小企業への就職に関心がある時期
ということになります。

つまり、この3つの時期を狙い打つことで学生のニーズを満たすことになり、
アプローチに効果が出やすいわけです。

逆にいうと、この時期以外でいくら頑張っても、
時間とお金を浪費するだけになってしまうのです。


ちなみに、3箇所それぞれでの学生の心理状態を説明すると、

①3月下旬~4月下旬では、大手の選考結果がなかなか思い通りにいかず、
このままではマズイと思って興味のある中小企業を探し始める時期になります。

②6月上旬~7月中旬では、志望していた企業がほぼ駄目になってしまい、
就職したいと思える企業も少なくなったため、興味が薄い中小企業でも、
就職を考える時期になります。

③8月上旬~では、就職先が決まらずにいよいよ焦ってきた学生が、
なりふり構わず中小企業でも就職を決めたいと考える時期になります。


ただし、この3つのタイミングで、同じようにアピールしてはいけません。
学生の心理状態に合わせた方法でアピールすることが大切になります。

まだ大手に失敗したときの保険的な気持ちで考えているときと、
真剣に中小企業を考えているときでは、当然ですが、アピール方法、
アプローチ方法が異なるわけです。

この心理状態に合わせた具体的な対策については割愛しますが、
簡単に説明すると、前半は大手企業がライバルになるため、
大手にはできない「差別化」「接近戦」をどれだけできるかです。

たとえば、社長自らが学生主催の交流会などに積極的に参加して(接近戦)、
中小企業ならではの理念・使命感、特別待遇などを熱く語ることで(差別化)、
学生の心を動かすこともできるわけです。

そして後半は、同じ中小企業がライバルになってくるため、
中小企業の中でどれだけ自社を「差別化」できるかが需要になってくるのです。

タイミングとアピール方法の組合せが大切

このように、学生が中小企業に関心が向いたタイミングを見計らい、
さらに、タイミングごとで異なる心理状態を考慮してアピールしていくことが、
中小企業が新卒採用を成功させるための重要なポイントになるのです。

大手企業と同じ戦い方をしても勝ち目はありません。

大切なことは、大手とは違った「一点集中」のタイミングで、
中小企業ならではの戦い方をすることです。


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この記事を書いた人

藤浦 隆雅ポテンシャライズ 代表 / 藤浦就活塾 塾長
採用・就活アドバイザー / ポテンシャライザー(潜在能力を引き出す人)
愛知県を中心に、学生の生きがい就職の支援、人が笑顔になれる職場づくりの支援、人が資質を活かし伸ばせる社会づくりの支援に取り組んでいる。
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