1つずつ片付けない

1つずつ片付けない


複数の仕事が溜まってきたとき、上司や先輩社員から、
「1つずつ確実に片付けていきなさい」と声をかけることが多いかと思います。

これは、やらないといけないことが多くてパニックにならないように、
どれか1つに集中してやっていくことへのアドバイスです。


では、本当にひとつずつ確実にやっていくとが効果的なのでしょうか?

確かに、1つずつ片付けていけば気持ちが落ち着くかもしれません。

ですが、この方法には大きなリスクがあると考えています。

1つずつ順番にやるとリカバリが効かない

それは、1つずつ順番にやると後で手をつけた仕事の工数見積もりが甘かったときに、
リカバリが効かない可能性があることです。

例えば1つ目の仕事(A)を5日、2つ目の仕事(B)を3日と考えていたときに、
まず(A)の仕事を予定通り5日で終わらせて、(B)の仕事に取り掛かったところ、
見積もりよりも3日は多く必要だと分かったとします。

すると、残り3日弱で6日分の仕事をやらなければいけなくなってしまうわけです。


もしこれが、(A)仕事と(B)の仕事を平行してやっていたらどうでしょう。

1日目に(B)の仕事の見積もりよりも3日は多く必要だと気づくので、
残り8日弱で11日の仕事をすることになるわけです。


どちらも予定よりもプラス3日という計算にはなりますが、
3日弱で6日の仕事をするには、1日に2倍の労働力が必要になり、
8日で11日の仕事をするには、1日に1.4倍の労働力で済むわけです。


これは、カーナビの予想時間と実際の到着時間の関係と同じです。

ゴールから遠いうちはスピードを出すことでリカバリが効きますが、
ゴールに近いところでは、出せるスピードの限界があって間に合わないのです。


つまり、1つずつ確実に片付ける方法は、納期がない仕事であったり、
見積もりと実工数に誤差がない仕事であれば問題ありませんが、
納期や見積もりに不確定要素がある仕事には向いていない進め方だといえるわけです。

マルチタスクは1日を複数セクションに分けたシングルタスク

とはいえ、複数の仕事を平行して進めることに少し難しさを感じるかもしれません。

ですが、平行といっても、例えば1日を4時間+4時間で区切ってしまえば、
それは小さい単位で1つずつ順番にやっていることと同じになるわけです。


複数の仕事が溜まってきたときに、1つずつ確実に片付けるのではなく、
1つずつ平行して進めていくことが効果的だと考えています。

平行作業(マルチタスク)を難しく考えてはいけませんん。

決して右手と左手で違う仕事をするわけではありません。

1日では複数の仕事をしますが、1日を複数セクションにわけで、
1つずつ(シングルタスクで)やっていくだけのことです。


複数の仕事を効率よく進めるために、1日を細かいシングルタスクに分けて、
できる範囲で同時進行で進めていきましょう。


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この記事を書いた人

藤浦 隆雅ポテンシャライズ 代表 / 藤浦就活塾 塾長
採用・就活アドバイザー / ポテンシャライザー(潜在能力を引き出す人)
愛知県を中心に、学生の生きがい就職の支援、人が笑顔になれる職場づくりの支援、人が資質を活かし伸ばせる社会づくりの支援に取り組んでいる。
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