不満が怒りや悲しみに人はなぜ些細なことで「不満」を感じ、その結果「怒りや悲しみ」などのマイナスの感情に支配されてしまうのでしょうか?

その原因と対策について、自分の頭の中の整理の意味もかねて少しまとめてみます。

まずはじめに、世の中には「ある」と「ない」という2つの反対の言葉が存在します。

人はその「ある」に満たされ、「ない」に満たされていないと感じているはずです。

(例えば、できない、分からない、楽しくない、嬉しくない、伝わらない、などなど…)

この「○○ない」という状態を違う言葉に置き換えると「足らない」となり、そしてそれが「不満」という感情になります。

つまり、人は○○が自分が思っていた量を満たしていないと「不満」を感じるのです。

そして、やっかいなことにその度合いが大きくなると、”怒り”や”悲しみ”などの「異なるマイナス感情を併発」させてしまいます。

これが、人がマイナス感情を生み出す多くの原因だと思います。

そのため、この「○○ない」という状態から「不満」を感じる思考をせき止めてあげることができれば、

ポジティブ感情を維持できる秘訣となると考えることができます。

では、そのためにはいったいどうすればよいでしょうか?

まず、そもそも「ある」と「ない」という言葉(状態)について考えてみます。

「ある」という言葉は「存在する事象」を示し、「誰もが(目や耳や手で)感じ取ることができる状態」だと思います。

逆に、「ない」という言葉は「存在しない事象」を示し、

そこに「ある」ことを「知っていた人のみが感じることができる状態」だと思います。

少し言い方を変えると、「ある」という状態は、誰もが同じ分量を感じ取っているのですが、

「ない」という状態は、「ある」を知っていた人だけが、「脳内で以前より分量が足りない」と感じ取っているだけなのです。

つまり、「○○ない」という感情は、以前の「ある」状態と比較したその人だけの脳内イメージでしかないのです。

少し分かり難いかもしれないので、例を挙げると、

「○、△、□、☆」の図形が描かれた紙①と、「○、△、□」の図形が描かれた紙②があるとします。

その紙①をAさんに見てもらい、その後に紙②を見てもらいます。

そして②を見た感想を聞いてみると、「☆」が無くなっていると、ほとんどの人が答えると思います。

次に、紙②だけをBさんに見てもらい、感想を聞いてみると、

多かれ少なかれ「○、△、□」に関連することを答えると思います。

もしここで「☆」が無いと答えられる人がいれば、それはおそらくエスパーでしょう。

このように、図形が「1つない」と思うのは「4つある」を知っている人のみが感じられることで、

図形が「4つある」を知らない人から見たら、「1つない」という感情は生まれず「3つある」と感じるだけなのです。

つまり、「○○ない」と思うのは、脳が勝手に以前の記憶を呼び出して比較処理をしてしまうことで、

脳内に浮かび上がらせる自動計算処理の結果にすぎないのです。

ですが、人はその脳の処理結果を、「○○ない」と素直に受け取ってしまい、

結果としてそれが「不満」という感情に変わってしまうのです。

では、どうすれば「○○ない」と思わないようにできるのでしょうか。

おそらくそれはどうやっても回避することができないことだと思います。

先ほど説明したように、それは脳にそなわっている自動計算処理だからです。

ですが、脳が「○○ない」感じた後で、次に「不満」というマイナス感情に変換する処理を止めてやることはできると思います。

その方法は、意識的に「○○ない」イメージを「○○ある」イメージに上書きしてあげるのです。

何かを与えられたことに「(以前と比べて)○○ない」と脳が感じたときに、

それを「(今現在で考えると)○○ある」という考えに脳の意識をそらせてあげるのです。

そうすれば、「○○ない」→「不満」→「怒り・悲しみ」などに伝わっていく感情を、

「○○ない」→「いや、○○ある」→「ないに比べれば満足」→「感謝」という流れになるようにコントロールできると思います。

このように「不満」という感情が発生する前に、意図的に脳内をプラスの意識になるように工夫をしてあげればよいのです。

不満をなくして笑顔にこの切り替えが上手にできるようになれば、例えば、朝起きたときに朝ごはんが「白飯、味噌汁」しかなかったとしても、

いつもあるはずの「目玉焼きがない、サラダがない」と考えずに、「白飯がある、味噌汁がある」と考えることができるようになり、

自分より早く起きて、朝ごはんが用意してくれたことに「ありがたい」と感謝できるようになるはずです。

 

さて、ここまで個人的な解釈を説明してきましたが、「そんなことをやっても上手くいかない」と感じている人も多いかと思います。

確かに、あなたがやってみても思ったような結果が得られないかもしれません。

ですが、私はこの方法でマイナス感情になることを防ぐことに効果があると実際に感じています。

世間では「マイナス思考をやめてポジティブに考えましょう」とよく言われていますが、その原因や理屈が分からなければなかなか改善できないと思います。

こんな考え方でも、少しでもマイナス感情に支配されてしまうことに悩む人の参考になれば幸いです。



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この記事を書いた人

藤浦 隆雅ポテンシャライズ 代表 / 藤浦就活塾 塾長
採用・就活アドバイザー / ポテンシャライザー(潜在能力を引き出す人)
愛知県を中心に、学生の生きがい就職の支援、人が笑顔になれる職場づくりの支援、人が資質を活かし伸ばせる社会づくりの支援に取り組んでいる。
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